喫煙・全身疾患（糖尿病など）・服用薬・妊娠・歯磨きや生活習慣などを問診して、歯周病や虫歯へのリスクを確認します。
口内は奥歯や歯間などの見えにくい虫歯や、歯茎の炎症や出血、磨き残しがどこに多いかなども隅々まで診させてもらい、レントゲンを撮ることもあります。

細い棒状の器具を歯周ポケットにそっと挿入して、深さや出血の有無などを調べる「プロービング検査」を行います。レントゲンで歯を支える骨の状態を見たり、口内に生息する歯周病菌を位相差顕微鏡という高精度の顕微鏡で検査するなど、様々な角度からお調べします。

プラーク（歯垢）の染め出しでご自分の歯の状態をわかりやすくご確認いただけます。
酸化作用があり様々な細菌やウイルスに除菌効果を発揮する「次亜塩素酸水」で歯周病による口臭も軽減できます。
摂食・嚥下機能も測れる舌圧検査も開始予定です。

患者様の歯並びや歯茎の状態など個人に合わせたブラッシング指導をいたします。歯ブラシを45度の角度であてて小刻みにブラッシングすることで歯周ポケットの中まで綺麗に磨ける「バス法」を始め、おすすめの歯間ブラシやフロスなどの補助清掃器具の用い方もお伝えします。

歯磨きが不十分なことから始まる歯周病は、実は口の中だけではなく狭心症 / 心筋梗塞 / 脳梗塞 / 糖尿病 など全身の病気の元になることがわかっています。
たかが歯磨き、されど歯磨き。定期的な歯科検診で健康寿命を少しでも伸ばしましょう。

歯周病の原因は歯垢や歯石の細菌はもちろん、持病や遺伝などの生体要因のほか、食事やアルコール、タバコや睡眠などの生活環境も大きく関わってきます。
歯周病予防には歯磨きだけでなく、体の免疫機能を高めお口の中の細菌バランスを維持する必要があるのです。